sama sazanami
詩にいたる何か
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2025/10/20
象と布団
ベランダの象が
寝返りを打つたびに
アパートが瓦解していく
絶望感
長くはもたないだろう
まだ世界としてある布団に
深く潜ったまったまま
ゆっくりと床が落下していく
重力感
このまま落ち続けたい
雨戸を開ければきっと
暖かな日が差しこむはず
だがもう手は届かない
伸ばしたい手もない
闇から無闇へ漂うだけ
夜の雨がつくった海原で
布団がじっとりと重たい
象は寝息だけでそこに在る
硬い皮膚を折り曲げて
空を飛ぶ夢を見ている
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